伊佐沢念佛踊りと久保桜夜桜ライトアップ(4月25日)
4月第4土曜日ということで、先週末4月25日に「伊佐沢念佛踊り」が開催されました!
お天気に恵まれたこの日は、多くの見物客が訪れていましたが・・・
日中の20度を超えるほどの陽気から、日没からグングン気温が下がり、
羽織物がないとブルっとくるほど肌寒くなりました!
澄み切った夜空のもと、遠くにおぼろげに見える桜並木が幻想的。
「伊佐沢念仏踊り」とは・・・
約500年前(室町時代)に、桑島氏の妻お玉の若死を悲しみ、
菩提を弔うため久保桜近く「玉林寺(ぎょくりんじ)」を建て、さらに供養の祭りを盛大にするため、
村民が念佛踊りを奉納したのが始まりと伝えられている、
山形県の無形民俗文化財に指定されている郷土伝統芸能です。
太鼓・横笛・まとい・行事・相撲・鳥毛・奴振り・枕打ち・花笠・四ツ竹・道心坊・面すりの
12の役目で構成されており、踊りのパートは全て男性が踊っています。
では、いくつかの踊りのパートをご紹介しますネ♪
花笠・・・色鮮やかな振り袖で花笠を手に持ち、あでやかに舞い踊るコチラの役目も
もちろん男性が担っています!
奴振り・・・狭箱を肩にかけ、クルリと回って顔を振るユニークな動きが特徴的。
枕打ち・・・歌舞伎役者のような白化粧を施した姿形は、その昔、元歌舞伎役者が
振り付けを指導したと伝えられています。
相撲・・・その名の通り、化粧まわしを締めた相撲の出で立ちに、白化粧で踊るのが印象的。
鳥毛・・・相撲の後ろに見えるのが、いなせな風貌で鳥毛を持ち踊る役目。
道心坊・・・念佛踊りの名の元になったと伝わる役目。
この他にも、輪の中心でお囃子を担っている太鼓や横笛の他、行事・四ツ竹・まとい・面すりなど
の踊りなど、それぞれ特徴的な動きや姿形をしています♪
踊りの合間には、お気に入りの踊り子さんとの撮影タイムもあり、
いらっしゃった観光客や地元の方と記念撮影をパチリ(^O^)。
お隣の久保桜は、満開の見頃を迎え、漆黒の夜空にライトアップされた姿は神々しくもあります。
下から見上げる夜桜も圧巻(@_@;)
その昔、久保桜が4反にも及ぶほど大きな枝を伸ばしていた頃は、
この久保桜の下で踊っていたと伝えられています。
とっても風情ある光景だったんでしょうね〜。
さて、今年の念佛踊りは終了してしまいましたが、来年はというと・・・
平成28年4月23日が4月第4土曜日となります!
また、満開の桜のもとで見れますように・・・