特集|水の郷百選:ながいの水特集

水の郷百選|ながいの水特集

炊飯器も同じものを使ってみたのに、それでも同じにならない。
もしやと思って長井の実家の水道水を持ち帰り、それで炊いてみたところようやく同じ味になったそうです。

水には様々なミネラル成分が溶け込んでおり、そのうちカルシウムとマグネシウムの濃度を硬度と呼びます。

世界保健機構(WHO)の基準では、硬度120mg/ℓ未満は軟水、120mg/ℓ以上を硬水としており、ヨーロッパのように石灰質の地層を時間をかけて浸透した地下水は硬度が高いと言われています。

一方、日本は急な地形が多く、雨は地層にとどまらず川へと流れていきます。そのため地中のミネラル分は水に溶け込まず、年間降水量も世界平均の約2倍と多いため、硬度の低い軟水となる地域が多くなります。日本の水道の平均硬度は約50mg/ℓ。山形県の水道の硬度は約28mg/ℓですが、長井市の水道水はさらに低い20mg/ℓ。しかもすべて地下45m最多以上深くから取水しています。

軟水は出汁がよくとれるので、和食に欠かせません。お茶やコーヒーも風味を損なわずに淹れることができます。
ご飯がおいしく感じられるのは、素材の持ち味を生かすこの水のおかげかも知れません。

条   件 長井市(水道水)の数値
蒸発残留物
(30〜200ml/L)
53〜56ml/L 主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦味等が増し、適度に含まれるとまろやかな味がする。
硬   度
(10〜100ml/L)
18〜20ml/L ミネラルの中で量的に多いカルシウム・マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はクセがなく、高いと好き嫌いが出る
遊 離 炭 酸
(3〜30mg/L)
3.9mg/L(原水) 溶け込んでいる炭酸ガスや酸素の量を表す。水に爽やかな味を与えるが、多いと刺激が強くなる。
過マンガン酸カリウム
消費量(3mg/L以下)
0.2 mg/L(原水) 有機物量を示し、多いと渋みをつけ、多量に含むと水の味を損なう。
臭 気 度
(3以下)
0 臭いがつくと不快な感じがする。臭気度3以下とは、異臭味を感じない水準。
残 留 塩 素
(0.4mg/L以下)
0.14〜0.18mg/L 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくする。
水   温
(20℃以下)
8〜10℃(原水) 冷やすことによりおいしく飲める。体温と比較して20〜25℃低い温度(10〜15℃)の水がおいしいとされている。

参考:美味しい水の条件(厚生労働省「おいしい水研究会」)

宝暦7年(1757年)と明治38年(1905年)の大洪水は、特に甚大な被害であったことが記録に残されています。
平山の大締切堤防や長井ダムによる治水、二つの川が交差する四ツ谷の立体水路による水量調節など、水害に恐れながらも工夫を重ねてきた生活の跡が、今も大きな役割を果たしています。

また長井市の面積の約7割は森林であり、水を溜める役割である森を守り育てていこうと、平成元年、全国で初めて不伐の森条例を定めました。水の環境保全に献身的に取り組んでいるまちとして、平成8年に「水の郷百選」、平成12年に「甦る水百選」に国交省から認定されています。

長井の各地の神社に伝承される「黒獅子舞」は、前九年の役の後、野川上流の三淵に身を投じた卯の花姫が龍神となって、神社の祭礼に招かれ、置賜野川を下る姿を表現したものとされています。

人々は川の気持ちを聞こうとするかのように、長い幕に水しぶきを描いた獅子の懐に入り込みます。

暮らしを脅かす水を畏れ、同時に豊かな恵みをもたらす水に感謝し敬いながら、獅子を振るのです。
黒獅子舞は、水のまち長井を愛する市民の気持ちそのもの。水が循環するように、きっと100年後も黒獅子が長井のまちで舞っていることでしょう。

黒獅子祭特集

水まつり

『舟運文化の面影あら町歩きと長井舟運ごちそう膳』5月

『まちなか水路巡り〜幸せの花「梅花藻」探しの旅〜』

『鈴木酒造店長井蔵 日本酒の仕込み体験』6月

『祝!「国重要文化的景観」選定!!黒獅子の里案内人と行くまち歩き』年間・不定期開催

『冬季限定企画!「わたし」だけのオリジナル味噌作り体験』2〜3月

『究極の酒つくり「五蔵会」酒蔵めぐり』年間・不定期開催

ブランドォレ「水もち」¥432

長井の天然水「卯の花姫の涙」¥100

風林堂「ながいのジェラートあま恋ジェラート」¥320

平野屋「味付け玉こん」¥300

さわのはな倶楽部「長井産お米さわのはな」2圈1,300

長沼合名会社「純米吟醸惣邑 羽州誉」720ml¥1,782

鈴木酒造店長井蔵「純米酒磐城壽」720ml¥1,296

寺嶋酒造「朝瀧 純米黒獅子頭」¥1,500

合同会社長井菊芋研究所「きくいも」¥280

黒獅子絵皿

黒獅子うちわ

黒獅子バッグ

「水の文化」にかかわる研究活動を行い、新しい「人と水とのつきあい方」の提案を通して人々の豊かな暮らしの創造に貢献していく事を目的としたセンターです。
機関誌「水の文化」55号に長井市についての記事が掲載されました。

やまがた長井観光局
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