長井古写真物語 33 山形県立長井中学校
長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。
山形県立長井中学校は大正9年4月創設されました。現在の山形県立長井高等学校です。当時の校舎正面写真。現在までの経緯を紹介します。
男子
県立長井中学校(大正9年)創設
長井第一高等学校(昭和23年)に改名
女子
町立長井実科高等女学校(大正10年)創設
県立長井高等女学校(大正14年)に改名
長井第二高等学校・定時制併設(昭和23年)に改名
昭和25年に統合され「長井高等学校」に
昭和30年に再び分離「長井南高等学校」「長井北高等学校」に
昭和39年再統合「長井高等学校」に。(北校は昭和37年に生徒募集停止)
県立長井工業高等学校新設(昭和37年)定時制併設
長井中学校の校舎は大正10年10月15日に新築竣工、落成式も同日執り行われました。授業は10月17日にこの新校舎で始められました。創設が大正9年ですから、新校舎が出来るまでは長井小学校の教室を借りていました。ですから、第一回目の入学式は長井小学校で行われました。そして創立開校式も長井小学校で行われ、教職員7名、生徒96名でした。
現在の校舎は昭和44年に全面改築に着手、完成は昭和49年7月。旧長井中の講堂は移築されています。写真の校舎手前に写っている松が「建学の松」で生徒達が雪道を運んだと言われているものです。左下方には今でもある土塁。桜の木は今、見事に花を咲かせています。
(トップ写真は文教の杜コレクションのガラス瓶です)