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「百聞は一見に如かず」を実感した

隣町のホールで上演された歌劇『魔笛』を観てきた。
学生のころからレコードやCDでクラシック音楽を楽しんできたが、歌劇だけは敬遠してきた。
言葉がわからないので、どんな場面なのか、何を言っているのかまったく想像つかないないからだ。

‐‐‐さあ、これからはじまるぜっ‐‐‐ 聴くものをワクワクさせる軽快な序曲。
‐‐‐ピロロロン、ピロロロン‐‐‐ 笛の音が印象的なパパゲーノの鳥刺しの歌。
そして聴くものを圧倒する超絶的な夜の女王のアリア。
個別には何度も聴いていたのだが、通しで聴いたことはなかった。

だが今回は日本語なので、ストーリーを追いながら、生演奏で、聴くことができた。
最後まで退屈しないで聴くことができた。
こんなに身近で、こんなに手軽にクラシック音楽を楽しむことができるとは・・・

ところでナマで聴く「夜の女王」のアリア、圧巻だった。
そしてモーツァルト最後の歌劇は「魔」の字でイメージする怖い話の歌劇ではなく、なんとも楽しいおとぎ話だった。

2016.12.11:[案内人新着]
偏屈老人
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