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小出舟着場跡

長井の商人が作った舟着場

江戸時代、上方や江戸からの主な輸送手段が”舟”となっており、最上川はその大切な輸送路となっていました。長井には、米沢藩の表玄関となっていた「宮舟場」を中心に、宮村と小出村が物資交流の拠点としての商人町として急成長してきました。この最上川舟運により次第に経済力を増してきた「小出村」の商人たちは、宮舟場では陸上輸送の遠く不便だということから、商人たちで出資し合い、豪商たちによる民営の「小出舟場」が造られました。これにより、小出村はさらに飛躍的に発展をし、宮舟場を凌ぐほどの盛況だったといわれています。現在のあら町通り沿いには、当時の商家の趣を残す建物や蔵が残されています。
この舟着場跡は、平成26(2014)年のJR大人の休日倶楽部のCM撮影の場所にも選ばれました。

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