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青苧蔵門

宮村青苧蔵は、宮村館(現在の小桜間のある場所)の東にあったもので、現在残っているのは青苧蔵門だけです。
「青苧」とは、漆とともに米沢藩の最大の産物で「からむし」とも呼ばれた衣服の繊維として栽培されていました。青苧蔵が建てられたのは、寛文3(1663)年で、西置賜の青苧は集荷された後、米沢の青苧蔵に運ばれ、そこから奈良晒(さらし)の原料として上方へ送られました。長井では中伊佐沢や白兎が主産地で、質もよく、生産量も多かったようです。この青苧蔵は明治4(1871)年に藩の廃止とともにその役目を終えました。

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