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長者屋敷遺跡

西山山麓に所在し、縄文中期(約4千年前)のムラの跡が発見されました。住居跡は、半地下式の竪穴住居で、発掘した場所にそのまま、復元しました。
縄文時代の家が4棟。広場、お墓と縄文時代そのままに復元されています。1棟は発掘したままの姿が保存されています。
史跡として指定されている長者屋敷遺跡は、西山山麓から東に張り出した台地にあり、東西約300メートル、南北約100メートルの広範囲に及んでいます。昭和52年からの本格的な発掘調査の結果、旧石器・縄文・弥生時代にわたる生活跡が見つかっています。中でも、縄文時代中期(約4000年前)の12棟の住居跡をはじめ土壙墓(どこうぼ)(お墓の跡)、柱穴、祭壇跡、集石そのほか石器や土器、?状耳飾(けつじょうみみかざり)など、貴重なものが数多く出土しました。また、平成10年の調査で、半截木柱遺構(はんせつもくちゅういこう)とよばれる大型の柱跡が4基発見されました。復元された4本柱から朝日を望むと、春・秋分時期に柱列の中央部から日出が観察されました。縄文の人々は、集落に設置された巨大木柱から昇る日出を観察し、季節の移り変わりを感じ取っていたのかもしれません。それからの遺構や遺物から、広大な台地で繰り広げられた古代の人々の日々の暮らしの様子がいろいろ想像できそうです。

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