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長遠寺

真言宗豊山派の寺院

長井市館町北にある長遠寺は、室町時代に長井時広の家臣でこの地方の豪族だった大須賀長任氏が、1,343年大須賀家の菩提寺として館の中に長延寺を建てたのが始まりとされています。
別堂の黒任王尊(くろにおうそん)は、大正2年まで白山神社の守護神として神社正面の参道東端にあり、参拝者はこの仁王門をくぐって白山神社の拝殿に進むようになっていました。明治以来戦争が絶えない時代、家に残された妻や母たちは、戦場に出掛けた夫や子供が黒任王尊のように丈夫な脚で長距離行軍に耐えられるようにと、わらじや足のひらの形をした石を奉納し熱心に祈りました。
現在も長さ2mもの大ワラジが奉納され、丈夫な脚力を持った子供の成長を祈願し、健康祈願、ガン予防を願ってカボチャを供える参拝者が絶えません。
近年は、築山などに十三重石塔と十六羅漢が安置されました。

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